新たに作ったプロトタイプの7’00” 6Pを持って兵庫県神埼郡神河町にある
トラウトリバー市川 神河C&Rエリアに行ってきた。
トラウトリバー市川 神河C&Rエリアは、市川C&Rエリアとも呼ばれ、兵庫県のほぼ真ん中の市川に
H.T.Fの呼びかけで釣り人達が自らの手でニジマスを放流して いるフライフィッシング専用の釣り場。
9月に入ってめっきり秋らしくなってきたとはいえ、標高150mほどのこの地域は、
夏場は気温30℃を軽く超える日々が続き、水温も鱒類の敵水温を遥かに上まわる事の多い。
今年は大雨による増水で放流されたマスもかなり流されているようだ。
日中はまだ気温が高くなりそうなので朝一か夕方狙い。
しかし、着いたのは7時半。気温は22℃、水は多めで水温は23℃もある。今日も厳しい釣りとなりそうだ。
寺前の駅より上流がお気に入りエリア。渓相が良く広々していて振りやすい。
昨年の秋に良く釣れたポイントに入ってみた。
7’00” 6PにDT#4で落ち込みからの瀬をゆっくり流す。フライは大型のテレストリアル。
3投目ほどで魚がフライを銜えた。元気に走り回るが重さは無い。
このサイズでの放流はしていないので、おそらく発眼卵放流か自然産卵の一匹。
その後も、丹念に流しながら釣り上がるが反応は無い。2時間以上は何もなし。
クジラ?
集中力が切れそうになりながら早い瀬の流芯際を流すと、大きな口がゆっくりと8番のグラスホッパーを噛んだ。
魚は考えるように一瞬止まったが直ぐ下流に走り出した。無理やり上流を向かせると、嫌がるように頭を振る。
2,3度 逃走を試みる魚を試作ロッドの粘るバッドで止め、引き寄せた。
夏を乗り越えたその魚体は、痩せてはいるが綺麗な雌のニジマスだった。
気温は上がり、私も魚もどんどん活性が無くなる。
結局、更に2時間粘るがフライを噛むものはいなかった。